坂東 志保 BANDO Shiho
『We in the Coral Reef Forest』
《2025/インスタレーション/キャンバス生地・コピー紙・アクリル絵の具》
駅から始まるアートイベント『キテミテ中之島2025」出品作品のコンセプト
街にでると、周りにいる通りすがりの人がどんな仕事をしてどんな生活をしているのか想像することがあリます。自分と関わりがない人でもその人の人生があり、その人の考えがあり、なによりその人の日常がそこにある というのが服装や姿勢、言動からにじみ出ていてなんとも面白みを感じるのです。 きっとそれはそれぞれの家族の歴史や出来事、誰かとの関係性、日常がまるで編み物のように編み上げられた末の今のその人でありその先へと編まれ続けている。でもそれは日常を過ごしている中では意識しないことで無意識の中で編まれ続けている。
日常の中で気付かぬうちに編まれていく歴史やその人の人生を、私一人分だけでなく、私以外の他の方の分も集めて海の中の日常として俯瞰してみます。「今を生きる」というのは日常ではなかなか意識できませんが、過去を振り返った時にあぁ自分はその場に生きていたんだと。
また、あの人もその場に共に生きていたんだなと。それが宝物に思える未来に向けて「生きている今」をぽつ。と置いてみようと思います。
駅から始まるアートイベント「キテミテ中之島2025」への想い
私が作品づくりをしていきたいと思ったきっかけは、高校生の時に出会った現代美術・現代工芸でした。卓越した技術はもちろん、子どもの時から感じていた”閉塞感的な何か”から解放されるような自由な表現にとてもワクワクしました。日常の景色にでてきた非日常を体感すると、明日への活力が湧き出てくる。アートにはそんな良さがあります。
このイベントでは駅に展示をすることで見慣れた駅が非日常空間に変身します。でもそれが日常になり、会期が終わって作品がなくなった駅が非日常になるという面白さもあります。アートは展示された物体だけではなくいたるところにある、心が揺らぐもの。言葉では説明しがたい心の揺らぎを感じていただければと思います。
■Profile■
1992
京都府生まれ
2016
京都市立芸術大学 美術学部 美術学科 版画専攻 卒業
現在
京都府在住
【個展】
2020
行ったり来たり 坂東志保展(伊丹市立郷町館・旧岡田家住宅・酒蔵/兵庫)
2022
坂東志保展(GOOD NATURE STATION/京都)
【グループ展】
2013
クローゼット展(大枝土蔵/京都)
2023
京丹後の森アートキャンプ2023「BE いきものがたり」(京丹後森林公園スイス村/京都)
2013~2024
キテミテ中之島(京阪電車中之島線/大阪)
【公募展・受賞】
2015
第69回堺市展 入選
2017
京展 入選
関西美術展 入選
《Walking in the forest》
