土田 蛍太 Tsuchida Keita
『生得と経験の螺旋』
『月下の宮殿』
『Nigredo』
『砂の旅路』
『光道』
《2024 2025/立体・絵画/漆、和紙、ステンドグラス、銅粉、錫粉、真鍮粉、銀箔、油絵具、キャンパス》
駅から始まるアートイベント『キテミテ中之島2025」出品作品のコンセプト
生まれ持った自己、経験による認識、成長や展望。私達は自分自身の認知空間の中で考え、歩んでいます。その空間に限界は無く、不安や徒労感に苦しむ事もありますが、積み上げた経験は確かに空間を強固に形造り、道筋を示すものであり、信じるに値するものです。奥行、光、円形、螺旋、厳しくも希望ある成長の道程を、視線を引き込む様な表現をする事で擬似的に作品空間を体験できる様に制作しました。
駅から始まるアートイベント「キテミテ中之島2025」への想い
私にとって芸術とは、潜在化された自己との対話を可能にするものであると考えています。例えば鑑賞を通して作品空間と一体化する際、自分にとって未知の心の動きを感じる時があります。想像よりも実直な感動、不安なまでの迷想、より深層的な情緒の動き。人間が普段の生活の中で漠然と感じている自己とは非常に曖昧で一面的、ある種独善的な認知に偏りがちですが、空間、絵画、作品世界という異界に紛れ込んだ際にふと自分にかけられた枷を外して素直に自分自身を思案出来る時が来る。私はそういった内面的成長のきっかけになる様な、人間存在という豊かさを考える一助になる様な作品をつくりたいと思っています。
■Profile■
2002
兵庫県生まれ
2025
京都市立芸術大学/工芸科/漆工専攻 卒業
現在
兵庫県在住
《旧懐》
