ヨシムラリエ YOSHIMURA Rie

ヨシムラリエ YOSHIMURA Rie

『風よ旗よイノチ吹くいつかへ吹く
flag waving make future』
《2025/インスタレーション/綿布・アクリル絵の具・ナイロンネット・グラスファイバーなど》

駅から始まるアートイベント『キテミテ中之島2025」出品作品のコンセプト

かつて、堂島米市場があった。さまざまな作物の中でも、米相場は国の経済を左右する関心の強い取引と言える。当時、世界最先端とも言われた堂島米市では、速さを肝とする相場の伝達に「旗振り通信」が行われていた。櫓の上で振られた旗は、遠方まで相場を通信した。未来に振る旗があれば、現代を生きる私たちは、何を通信するだろう。モチーフのパンツには、身体の真ん中で最も肌に近い存在として、日常を象徴するものと考えている。パンツの中は、イノチの塊。数多のイキモノで溢れる世界で、どんな旗を振るのか。どんな未来を想像するのか。このパンツアートで、表現したい。

駅から始まるアートイベント「キテミテ中之島2025」への想い

中之島は、歴史、文化だけでなく、古くから商業や経済の中心でもある。歴史的建築物の多くは、現役の経済や行政の施設である。人や物、街を動かす脳のような場所が、中之島にあるのだ。日常生活は、数々のイキモノが集まって、品物となり、豊かな毎日を送ることができる。市場は、そのイキモノたちに新たな価値を与え、新たな世界を生み出す場所なのか。この価値というものは、モノにもう一つの命を吹き込むような、そんな感じもする。イノチはそうやって、色々な関わりを経て、世界は膨らんで行くんのか。それは、未来を想像するような感覚と似ているかも知れない。現代は多様性の時代だ。違うことが当たり前のイキモノたちが、集まり、働き、未来を生み出す。これからの社会を想像するにあたり、中之島で先人たちが行った、価値を作るという社会的偉業に思いを馳せながら、日常生活からつながる未来社会を、アートを通じて想像したい。中之島線の4駅から、楽しいアート体験が、明るい未来につながっていくことをたくさんの方々と考えるきっかけになればと思う。

■Profile■

1978
奈良県生まれ
2004
大阪芸術大学 大学院 修士課程 芸術制作研究科造形表現II(絵画)
現在
大阪府在住

【個展】

2005
それぞれ展 (ドットアートコスモ / 大阪 )
2006
それぞれ展(ドットアートコスモ / 大阪 )
2008
それぞれ展  (ドットアートコスモ / 大阪 )
2019
酒蔵で、ヨシムラリエ展 笑うパンツに福来たる !(伊丹市立郷町館・旧岡田家住宅・酒蔵 / 兵庫)
2021
浄土宗五重相伝会 幕(岸和田市 高座山転法輪寺)

【グループ展】

2013~
キテ・ミテ中之島(京阪電車中之島線 / 大阪)
2016
アートピクニック大仙公園 × 金魚(大仙公園 / 大阪)
2019
NEW FACE ART 堺展(堺市文化館 / 大阪)
2022
枚方宿アートくらわんかフェス(市立枚方宿鍵屋資料館 / 大阪)
2023
京丹後の森アートキャンプ 2023(京丹後スイス村 / 京都)

【公募展・受賞】

2017
堺市展 入選
2018
堺市展 芸術新人賞
2023
岸和田市展 市議会議長賞
2024
岸和田市展 教育委員会賞